今までは歯列矯正で具体的にどんなことをするのかをお伝えしてきましたが、以降は細かな施術内容や実際に通院して感じた感想や痛み、楽器の演奏にどこまで影響したかなどをお伝えしていきます♪
実際に通院した順番でレポしますね。こんな感じのスケジュールでした↓↓
治療の流れ
- レントゲン・口腔内の写真撮影
- 親知らず3本の抜歯
- 診断 →ここで 具体的な治療方針が決まる!矯正開始
- セパレーション(青いゴム)をつける
- 装置の取り付け → 数回に分けて装着
- インプラントアンカーの取り付け
- インプラントアンカー周りの装置装着 → このまま暫く様子見。半年〜1年後程度経った頃に…
- 上下4本抜歯
- 前歯にも装置装着
- 様子を見ながら今後の方針を決める。
ざっくりと、こんな流れで進んでいきます。
③の診断で具体的な治療計画が決まって、そこから矯正が始まっていきます。
ですのでレポートは④のセパレーションから↓↓
セパレーションとは?
「セパレーション」という言葉の通り、歯と歯の間に青い小さなゴムを挟み込んでスペースを作ります。
なんのためにするかというと、奥歯に「バンド」という器具をはめ込むためのスペースを作るんですね。
これを1〜2週間はめて歯間を広げたところに器具を入れます。
ゴムを装着して2,3日は強い痛みを感じることが多いが、一週間後には痛みはほぼ治まると説明にはありました。
直径4.7mm、厚さ1.2mmのちーーっちゃいゴムです。これを縦向きに歯間にはめ込みます。
私の場合、上下両サイドの奥歯に2つずつつけました。
では、1日目から順を追って様子を見てみましょう…!
セパレーション装着1日目


つけた直後は歯に何かが挟まってる違和感程度しか感じなかったので、なんの心配もしていませんでした。
お昼、美味しくクロワッサンいただきました♪
夕方、電車に揺られながら強くなってきた違和感を必死に誤魔化そうとしはじめます。
夜…痛くてご飯が噛めません。。。先生の言った通りになった(泣)
次の日は所属する音楽教室の発表会。私は講師として運営に参加するのみだったため演奏する日ではありませんでしたがちょっと心配…
そんな不安を抱えながら眠りについて翌朝
セパレーション装着2日目

もうお味噌汁に入ってるわかめもお米も噛めたもんじゃありません。立っても座っても何しても痛い。噛むなんて想像しただけで痛い。
歯と歯が上下に合わさるととんでもない痛みが走ります。
たった1.2mmのゴムでこんなに痛みが出るのか?不思議過ぎてまた検索魔(笑)
痛みの原因としては、こんなことが考えられるみたいでした。
- 歯は数ミリ移動するだけで痛みを伴う。
- 矯正の一番最初の段階ということで、歯の移動に伴う痛みに慣れていない。
- ゴムを複数つけていた。
なるほど…なんとなく納得
矯正の中で最も痛かったと言う人と、全然痛くなかったと言う人もいるよう。
私は前者に当たりますが、本当に人によって進み具合も痛みも全然ちがうみたいですね。
でも私はもっと別の痛みも感じていました。

親知らず抜いたとこ、めちゃくちゃジンジン骨に響いて痛いんですけど?!
そう、私はセパレーションのゴムを装着する一週間前に下の親知らずを抜歯していました(泣)
しかも完全に歯茎中に埋まっているタイプの親知らずだったので切って叩いて(骨を)縫っての大工事。
今までの親知らず抜歯であれば5日ほど経てば痛み止めも要らなかあたのですが、ゴムをつけると痛み再発…
咀嚼の痛み + 親知らず抜歯後の痛みと戦うことになりました。
でもロキソニンなどの鎮痛剤を飲めば痛みは治まりましたのでご安心を!
そして発表会♪
生徒の皆さんは広いホールで素晴らしい演奏を披露され、無事に良い会となりましたが…
昼食、打ち上げで一人咀嚼する度に震えておりました。。次の日からお粥生活の始まりです。
セパレーション装着3日目
痛みを感じる場所が徐々に変わってきました。
はじめはセパレーションをつけている奥歯が痛い。そして気づけば前歯も一緒に痛くなってきます(泣)
奥歯だけを避けて噛めばよかったのが、どんどん噛む場所を失うのです(笑)
しかも前歯は元々かみ合わせが悪くてうまく噛めないので、お粥生活を余儀なくされるんですね。
ここでやっとフルートのこと
痛みを最も強く感じる瞬間は歯と歯が合わさる「咀嚼時」だったため、演奏に対して特に不安はありませんでしたが案の定問題なく演奏できました♪
でも逆を言うと、リードを噛んで咥えて演奏する楽器のクラリネットやサックスはかなり痛みが出るのかも…?!
実際、私はフルートの検証しかできていませんが「噛む」という行為が食事以外に必須な方、要注意かもです。
セパレーション装着4日目(最終日)
そして痛みを耐え抜き、4日後の通院の日。
私の場合次の通院までに時間がなく4日間しかセパレーションを装着しませんでした。なので痛みが治まる前に取っちゃった感じですね。
予定通りセパレーションを取って、そこの奥歯にバンドを入れましたが、ゴムよりも厚さが薄いのか痛くも痒くもなんともありませんでした(笑)
こんな感じで痛い痛いと騒ぎながらもセパレーションは無事に終了しましたとさ。
ワイヤー矯正の最初の難関、「セパレーション」のまとめです。
まとめ(※のぐちの意見)
- 1〜2週間装着し、2、3日目が痛みのピーク。
- ワイヤー矯正の中で最も痛みを感じる人が多い。(野口も漏れなくその一人)
- 歯と歯が合わさる痛みが最も強いため、咀嚼が困難になる。
- 逆に言えばそれ以外のことはできる。(フルートの演奏や喋ることなど♪)
- 親知らずの抜歯(特に下)の予定と接近しないようにしましょう…
- 痛みのピークが過ぎたり、ゴムを取り外すと痛みはほぼ無くなる。バンドの装着も痛みはほぼない。
食べたいのに食べられないのってつらいですね…健康を噛みしめるいい経験になります。
次回の通院レポートに続きます!